小児矯正歯科

小児矯正歯科

成長に合わせた
矯正治療

お子さまの矯正治療は、単に見た目の美しさを整えるだけでなく、すこやかな成長を支える大切な役割があります。
大きな目的の一つは、顎の骨の発育を促し、永久歯が無理なくきれいに並ぶための健康な土台をつくることです。また、しっかり噛み、はっきり発音するお口本来の機能を育てることで、生涯にわたり日々の食事や会話を支えます。
さらに当院では、歯並びに影響を与える口呼吸や指しゃぶり、舌のクセの改善にも一緒に取り組みます。
成長期だからこそできる矯正治療により、将来のトラブルを軽減し、お子さまがすこやかなお口で生活できる人生を送れるよう総合的にサポートしてまいります。

成長期に合わせた ワイヤーを使わない矯正治療

子どもの矯正治療について


当院では、お一人お一人の成長に合わせた「よいかみ合わせを育む治療」を大切にしています。
成長期にあるお子さまは顎の骨がやわらかく変化しやすいため、適切なタイミングで矯正治療を始めることで、少ない負担で大きな効果を期待できます。成長の力を利用して顎の大きさを広げることで、将来、永久歯がきれいに並ぶための十分なスペースを確保していきます。これにより、大人になってから歯を抜くリスクを減らすことができます。

  • 【治療費用】
  • ⚫︎マイオブレイス:診断費用 15,000円+治療費用185,000円 (マイオブレイス5個まで使用可能)
    合計200,000円
  • ※マイオブレイス単品で購入する場合は40,000円
  • ※BWS,BB1(マイオブレイス併用ワイヤー)を使用する場合は別途 各150,000円
  • ⚫︎インビザラインファースト:診断費用15,000円+治療費用500,000円
    合計515,000円
  • ⚫︎パラタルアーチ:110,000円
  • ⚫︎リンガルアーチ:110,000円
  • ⚫︎咬合斜面板:77,000円
  • ⚫︎拡大床:77,000円
  • ⚫︎ブラケット+ワイヤー:5,500円/1歯
  • ⚫︎治療モニタリング:3,300円
  • ※全て税込価格

小児矯正治療の
メリット

  • 永久歯が生えてくる
    スペースを確保し、
    まっすぐ生えるのを助ける
  • 将来、抜歯をせずに
    矯正治療できる可能性が広がる
  • 大人になってからの
    治療期間を短縮できる場合がある
  • むし歯や歯周病になりにくい
    健康的なお口を育てる
  • 噛む力を育て、身体やお口の
    機能をサポートする
  • はっきりとした発音や、
    聞き取りやすい滑舌に
    つながる

小児矯正を始める、
おすすめの
タイミングは?

子どもの矯正治療には「何歳から始めれば正解」という一律の決まりはありません。お子さまによって骨の成長スピードや歯が生え変わる時期は異なり、お一人お一人に合ったタイミングが存在するからです。

当院では0歳から診療しており、呼吸法やお口のクセなどをよく確認した上で、お一人お一人にとっての適切なタイミングを判断しています。マウスピース型の装置を使用した矯正は6歳ごろからが目安ですが、5歳以下のお子さまも、お口のトレーニングを行うことできれいな歯並びをめざせます。「うちの子はまだ早いかな?」と迷われる前に、お気軽にご相談ください。

小児矯正を始める、おすすめのタイミングは?

当院で扱う
矯正装置の種類

歯列矯正用咬合誘導装置(マイオブレース)

歯列矯正用咬合誘導装置
(マイオブレース)

シリコン製のマウスピース「マイオブレース」を使った子ども用の矯正装置です。
昼の1~2時間と、夜寝ている間に装着し、呼吸や舌、唇のトレーニングを行います。ご自宅で使用するため、矯正装置を学校へ付けて行く必要はありません。


  • 完成物薬機法対象外の矯正歯科装置であり、医薬品副作用被害救済制度の対象外となる場合があります。
  • 自由診療です。
  • デメリット・リスク:毎日の装着時間が不足すると、期待した治療結果を得られないことがあります。
  • 治療期間:半年~3年、治療回数:6~36回
  • 治療の流れ :マウスピース型の装置を着用してお口周りの筋肉をトレーニングし、歯や顎を適切な位置に誘導します。
マウスピース型矯正装置(インビザライン・ファースト)

マウスピース型矯正装置
(インビザライン・ファースト)

乳歯から永久歯への生え変わり期(混合歯列期)に使用する、透明なマウスピース型の矯正装置です。顎のすこやかな発育を促し、同時に歯並びの改善もめざします。取り外しができるため、いつも通りに食事や歯磨きもしやすく、お子さまに負担の少ない治療が行えます。


  • 自由診療です。
  • デメリット・リスク:装置の装着時間を守らないと計画通りに歯が動かない場合があります。
  • 治療期間 約12~18ヶ月、治療回数 約12~18回
  • 治療の流れ:マウスピース型矯正装置を装着し、歯を適切な位置まで動かしていきます。
  • 完成物薬機法対象外の矯正歯科装置であり、医薬品副作用被害救済制度の対象外となる場合があります。

【入手経路】

  • マウスピース型矯正装置(インビザライン)は米国アライン・テクノロジー社の製品であり、インビザライン・ジャパン合同会社を介して入手しています。
【国内の承認医療薬等の有無】
  • 国内にもマウスピース型矯正装置として医薬品医療機器等法(薬機法)の承認を受けているものは複数存在します。
【諸外国における安全性に係る情報】
  • マウスピース型矯正装置(インビザライン)は1998年にFDA(米国食品医薬品局)により医療機器として承認を受けています。

ワイヤー矯正

ワイヤー矯正

歯の表面にブラケットとワイヤーを装着し、歯を少しずつ適切な位置へ動かしていく矯正治療です。
幅広い症例に対応でき、マウスピースを外してしまうお子さまや、装着時間の確保が難しいお子さまでも計画的に治療を進めやすいことが特徴です。一人ひとりのお口の状態に合わせて、適切な治療方法をご提案します。


  • 自由診療です。
  • デメリット・リスク:歯が動く一時的な痛みや、装置が粘膜にあたって口内炎ができることがあります。
  • 治療期間 約24ヶ月から36ヶ月間、治療回数:24~36回
  • 治療の流れ :歯の表面に取りつけたブラケットにワイヤーを通し、力を加えることで歯を移動させます。

MFT(口腔筋機能療法)

当院では、お子さまの口腔機能発達不全症(噛む・飲み込む・話すといった機能の発達が不十分な状態)の健全な発達を促すため、歯列矯正用咬合誘導装置(マイオブレース)を活用したMFT(口腔筋機能療法)を取り入れています。
これは、お口の周りの筋肉を鍛えるトレーニングです。当院では独自の「遊び」の要素をプラスすることで、お子さまが退屈せず、ゲーム感覚で楽しく継続できるよう工夫しています。しっかり噛む・飲み込む・話す力を自発的に育て、すこやかな成長をサポートいたします。

MFT(口腔筋機能療法)

矯正治療が
必要な歯並びの種類

叢生(そうせい)―ガタガタの歯並び

叢生(そうせい)
=ガタガタの歯並び=

歯が生えるスペースが足りないために、歯が押し合ってデコボコに並んでしまった状態です。歯が重なっている部分は歯磨きが難しく、むし歯や歯周病を発症しやすくなります。見た目にも影響するため、コンプレックスにもつながりやすい歯並びです。

上顎前突(じょうがくぜんとつ)―出っ歯

上顎前突(じょうがくぜんとつ)
=出っ歯=

上の前歯や上顎全体が前に出ている状態です。お口を閉じるのが難しくなるため、気づくとお口がぽかんと開いて「口呼吸」になり、お口が乾いてむし歯菌が増えやすい環境を作ってしまいます。

下顎前突(かがくぜんとつ)―受け口

下顎前突(かがくぜんとつ)
=受け口=

上下のかみ合わせが通常とは反対になり、下の歯や下顎が前に出ている状態です。食べものを噛み切ることが難しくなるほか、発音が不明瞭になりやすいことも特徴です。また、将来的に顎関節症を発症するケースもあります。

開咬(かいこう)―前歯が噛み合わない

開咬(かいこう)
=前歯が噛み合わない=

奥歯を閉じても、上下の前歯の間にすき間ができてしまうかみ合わせです。前歯で上手に食べものを噛み切ることが難しく、発音に影響が出やすくなります。日常的に舌を前方に突き出すような「舌の癖」も原因の一つです。

過蓋咬合(かがいこうごう)

過蓋咬合(かがいこうごう)
=深いかみ合わせ=

奥歯をかみ合わせたときに、上の前歯が下の前歯を深く覆い隠して下の歯がほとんど見えなくなる状態です。前歯や奥歯に過剰な負担がかかるため、歯がすり減ったり割れたりしやすくなります。

交叉咬合(こうさこうごう)―左右にずれたかみ合わせ

交叉咬合(こうさこうごう)
=左右にずれたかみ合わせ=

上下の歯並びが一部で左右にズレてしまい、すれ違うように交差して噛み合っている状態です。偏った噛み癖がつきやすく、そのまま放置すると顎の成長が左右非対称になったり、顎の歪みや将来的な顎関節症のリスクを高めたりする一因になる場合があります。

小児矯正治療の流れ

  1. カウンセリング

    歯並びに関するお悩みや、治療へのご要望をじっくりとうかがい、治療期間の目安や費用、治療方針についても丁寧にご説明します。お子さまにもわかりやすい言葉でお話しするよう心がけています。

    カウンセリング
  2. 精密検査・現状のご説明

    歯科用CTや口腔内カメラなどを使い、歯並びだけでなく、顎骨の形や成長発育のバランスまで細かく分析します。得られた画像をお見せしながら、現在のお口の状態をわかりやすく解説します。

    精密検査・現状のご説明
  3. 治療プランのご提示

    検査データをもとに、お子さまに合った矯正装置や具体的な治療の流れをご提案します。不安なことやご質問があれば、どうぞ遠慮なくお聞かせください。

    治療プランのご提示
  4. 矯正治療のスタート

    まずは装置の使い方やお手入れの練習を行い、少しずつ慣れていただきます。治療期間中は定期的に通院していただき、お口の経過観察と装置の調整を重ねていきます。

    矯正治療のスタート
  5. 一期治療(骨格矯正)
    の完了

    顎の適切な成長が促され、理想的なかみ合わせのベースが整った段階で、成長期の矯正治療はいったん終了となります。永久歯の生え揃い方によっては、その後の成人矯正(二期治療)へ進む場合もあります。

    一期治療(骨格矯正)の完了
  6. 保定(ほてい)期間・
    経過観察

    動かした歯が元の位置に後戻りするのを防ぐため、保定装置(リテーナー)を一定期間装着します。歯並びを安定させるため、定期的にチェックを行います。

    保定(ほてい)期間・経過観察
  7. メンテナンス
    (定期検診)

    美しい歯並びと健康的なかみ合わせを長く維持するために、治療終了後も定期的なお口の検診やプロによるクリーニングを続けましょう。

    メンテナンス(定期検診)

矯正歯科治療に伴う
一般的なリスクや
副作用について

  1. 矯正装置の装着初期は、違和感や不快感、痛みなどを覚えることがありますが、通常は数日から1〜2週間程度で徐々に慣れていきます。
  2. 歯の移動スピードには個人差があるため、予定していた治療期間が延びる場合があります。
  3. 矯正装置や顎間ゴムの適切な使用、指示通りの定期的な通院など、治療には患者さまのご協力が不可欠であり、これらが治療結果や期間を大きく左右する場合があります。
  4. 装置が付いている間は食べカスが詰まりやすく、歯磨きも難しくなるため、むし歯や歯周病のリスクが高まります。丁寧な歯磨きでお口の清潔を保ち、かかりつけ医での定期検診を欠かさないことが大切です。また、歯が動くことでかくれていたむし歯が見つかることもあります。
  5. 歯の移動に伴い、歯の根(歯根)が短くなること(吸収)や、歯ぐきが下がってやせてしまうことがあります。
  6. 非常に稀ですが、歯と骨が癒着している場合は歯が動かないケースがあります。
  7. ごく稀に、歯を動かす際の刺激によって歯の神経がダメージを受け、壊死することがあります。
  8. 矯正装置の素材(金属など)によるアレルギー症状が引き起こされる場合があります。
  9. 治療の過程で、顎関節の痛みや音が鳴る、口が大きく開けられないといった症状が出ることがあります。
  10. 実際の治療経過の状況によっては、当初の治療計画を見直し、変更する可能性があります。
  11. 歯の形状の微修正や、細かなかみ合わせの調整を行う場合があります。
  12. 矯正装置のパーツなどを誤って飲み込んでしまう恐れがあります。
  13. 矯正装置を取り外す際、歯の表面(エナメル質)に細かな微小のヒビが入る可能性や、既存の被せ物などが一部破損する場合があります。
  14. 歯を動かす治療の終了後、装置を外した時点のかみ合わせに合わせて、被せ物やむし歯治療で入れた詰め物などのやり直しが必要になることがあります。
  15. 歯の移動が完了した後に保定装置(リテーナー)を指示通りに使用しないと、歯並びやかみ合わせが元の状態に「後戻り」するリスクがあります。
  16. 顎の成長などのバランスにより、かみ合わせや歯並びに変化が生じる可能性があります。
  17. 治療後に親知らずが生えたり動いたりすることなどにより、歯並びに影響が出ることがあります。また、加齢や歯周病の進行によっても歯並びは徐々に変化します。
  18. 矯正治療は一度開始すると、完全に治療前の状態に戻すことは困難です。